2011/11/08

小名浜


小名浜港。震災の爪跡を今でも残したままで、
大地はうねり、線路は曲がり、潮の香りに混じり
ヘドロの臭いもある。瓦礫はかたされていたが、
朽ちたコンクリートの建物が、その惨事を物語っていた。

僕たちは言葉もないまま、その場所を後にした。
港では海上保安庁の方達が、慌ただしく動いていた。

小さな丘に植えられた苗木が、皆の夢と希望を語っていた。